子どものいびきは放っておいて大丈夫??
こんにちは!練馬区大泉学園の矯正専門歯科医院・きむら矯正歯科院長の木村仁迪です。
矯正治療を行っている中で、幼稚園から小学校にかけてのお子さんを持つ保護者の方から
「子供が寝ているときに大きないびきをかいたり、歯ぎしりがすごいんです」
というご相談をされることがあります。
生理的な範囲内のいびきや歯ぎしりであれば問題ないですが、その中でも毎日のように大きないびきをかいたり、睡眠中に呼吸が止まってしまったりしていたら睡眠時無呼吸症候群の疑いがあるので要注意です。
睡眠時無呼吸症候群と聞くと、太った大人に起きるものというイメージがありますが、子どもでも発症します。
小児の睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中の慢性的な低酸素により遊びや課題に集中できないなどの集中力低下や注意力の欠如、じっとしていられずに動き回ってしまう多動性や不安や抗うつなどの情緒的問題、学習能力の低下などを引き起こします。
また睡眠時に分泌される成長ホルモンの分泌が妨げられるので、全身や顎顔面の成長発育障害を引き起こします。
小児の睡眠時無呼吸症候群の主な原因として、
・咽頭扁桃肥大(アデノイド)
咽頭扁桃とは、鼻と喉との間にあるリンパの組織で、誰にでもある組織ですが、特に幼児期に生理的に大きくなります。この咽頭扁桃が極端に大きい状態を「アデノイド増殖症」あるいは単純に「アデノイド」と言います。アデノイドのピークは6-7歳頃で、その年齢を過ぎるとたいていの場合は萎縮して、大人ではほとんど表面から見てもわからないくらいになります。
アデノイドになると鼻からの空気の流れが遮断されてしまいます。これにより、鼻呼吸ができなくなり、口で息をするようになります。またイビキをかいたりします。
・口蓋扁桃肥大
口蓋扁桃とは、口蓋垂(のどちんこ)の両脇にあるリンパ組織です。口蓋扁桃肥大は3歳頃から大きくなり、7歳頃にピークとなり10歳頃には小さくなります。
アデノイドと同じく、鼻からの空気の流れが遮断されてしまいます。
・慢性的な鼻炎などの鼻の症状
・歯科的には上下顎骨の劣成長
などが挙げられます。この他にも重度の肥満などその他の疾患でも引き起こされることがあります。
小児の睡眠時無呼吸症候群の治療方法
アデノイドや口蓋扁桃肥大が原因になっている場合は、アデノイド切除や口蓋扁桃摘出などの外科的処置が行われることが多いです。
しかし、アデノイドや口蓋扁桃肥大が原因ではない小児の睡眠時無呼吸症候群に対しては、上の写真のような矯正装置を装着し上顎を急速に拡大させ、拡大部分が骨化するまで固定する上顎急速拡大という方法もあります。
上顎急速拡大を行うと、鼻の通りが良くなったり、それに伴う低位舌の改善、気道の体積拡大などの効果があることが報告されています。
またこの治療法は、現在睡眠時無呼吸症候群などの症状は無いものの、明らかに顎が小さく、将来の睡眠時無呼吸症候群発症の可能性が高い場合にも予防的に行うという考え方も増えているようです。
当院では、小児矯正を行うメリットに正常な顎の成長を促すという点を挙げています。
問題の早期発見により、正常な顎の成長・発育パターンへの軌道修正が可能となります。
医科とも連携を取りながら治療を行っていますので、お子様のいびきが気になるなという方もお気軽にご相談ください。
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