舌の癖?正しい舌の位置って知ってる?
こんにちは!!
練馬区 西武池袋線 大泉学園駅北口にある、きむら矯正歯 歯科衛生士のすーさんです。
突然ですが、
舌の正しい位置ってご存じですか?
私は小さい頃に歯磨きや、その大切さを教えてもらったことはありますが、正しい舌の位置は教えてもらった記憶がありません。
しかし、人間の大切な機能である呼吸や発音、嚥下(飲み込むこと)には舌の位置が深く関連しています。
それでは、
正しい舌の位置を知りましょう!!
ポイント① 舌が上顎に触れている
ポイント② 舌先が上の前歯の少し後ろに触れている
ポイント③ 舌先が前歯に触れていない
どうでしたか?ポイント①~③までが全て当てはまっていないと、正しい舌の位置ではない! ということになります。①~③が当てはまらなかった場合、ご自身では気づかぬうちに、歯並びに悪影響を及ぼす癖があると思われます。
それでは、その癖を見つけていきましょう‼
突出癖
舌を無意識のうちに、嚥下時、発音時に前方に突出させる習癖。舌が前歯を押すことにより、上顎前突(出っ歯)や交叉咬合(不正に交叉したかみ合わせ)、開咬(奥歯でかんだ時、前歯が開いている状態)の原因になります。
低位舌
安静時に舌が下顎の方に落ちている状態。舌が下がると気道が狭くなり、イビキをかきやすくなったりします。上顎の成長を促す舌が下顎にあるため上顎の狭窄歯列による叢生(ガチャガチャの歯並び)や、また舌が下顎を押すため空隙歯列(すきっ歯)や反対咬合(受け口)の原因となります。
次に、ご自身や周りのかたが気づきやすい癖を見つけましょう!
口呼吸
口呼吸と低位舌は関連しており、低位舌により気道が圧迫されることにより口呼吸となります。口での呼吸は、空気中の細菌やウイルスを直接体内に吸い込むことで、風邪などを引きやすくなります。また、お口の乾燥による唾液循環不全により虫歯や歯周病、口臭の原因になります。顔貌も、口周りの筋肉を使わないことにより、ボケーとした印象になります。慢性鼻炎や花粉症などで、口呼吸になってしまうかたもいます。歯並びへの影響は、上顎前突や空隙歯列などです。
口呼吸については「子どもの口呼吸と歯並びについて」のタイトルのブログにて詳しく書いてあります。よかったらブログの一番下のリンクからご覧になってください♪
指しゃぶり
乳幼児期の指しゃぶりは問題ありませんが、3~4歳頃まで続くと歯並びに影響が出てきます。上顎前突や下顎前突、開口。口を窄ませることによる狭窄歯列などです。
お子さまと癖について話し合ったり、爪に苦いマニキュアを塗ったりしてやめるよう促しましょう。
私も幼いころワサビを塗られたことがあります(´ω`)笑
大きくなっても指しゃぶりをやめられない原因の多くは、何らかの不安を抱えていたり、精神的ストレスを抱えているケースがほとんどです。決して叱ってやめさせようとしないでください。
まとめ
歯は、唇、頬、舌といった筋肉に囲まれ、それらの筋肉の圧力のバランスのとれた位置で安定します。なので正しい舌の位置を知っておくことは非常に重要です。
これから矯正治療をお考えのかたも、矯正治療中のかたも、一度ご自身のお口の癖は無いか見直してみることをオススメします。習慣的な癖なので、ご自身では分からなかったり、直せなかったりすることがあります。
たとえば慢性鼻炎で鼻呼吸が難しく、口呼吸になってしまう…といったかたの治療には耳鼻咽喉科との連携が必要になります。メディカルモール内にある きむら矯正歯科は、同じく1階にある 北園耳鼻咽喉科さんとの連携治療ができています。ご安心ください♪
少しでも気になることがあれば、お気軽にきむら矯正歯科にご相談ください(*^^*)
※当院は矯正治療の一環で舌癖の診断や、改善のためのトレーニングを行っております。
舌癖の診断やトレーニングのみ行いたいというお問い合わせは承っておりませんのでご了承ください。
練馬区大泉学園駅北口
学園橋バス停すぐ
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