歯と歯の間の三角の隙間、ブラックトライアングル。矯正治療ではどうするの?
こんにちは!西武池袋線 練馬区の大泉学園駅にある、きむら矯正歯科 歯科衛生士のすーさんです(^^)/
梅雨の時期になりましたね。今年こそオシャレ✨なレインコートを買おうか検討中のすーさんです!(たぶん買わない)
6月のブログは、
『歯と歯の間の三角形の隙間、ブラックトライアングルとその矯正治療について』お話ししていきたいと思います。
<ブラックトライアングルとは>
ブラックトライアングルは、歯と歯の接触点と歯ぐきに囲まれた隙間です。黒い三角形に見えるので、それがそのまま名前になっています。ブラックトライアングルができやすいのは主に前歯で、特に下の前歯によく見られます。
<ブラックトライアングルの主な原因5つ>
- 加齢
- 歯周炎
- 歯ブラシ・歯間ブラシ
- 歯の元々の形
- 歯列矯正
1. 加齢
加齢と共に歯槽骨(歯を支える骨)や歯肉の細胞の活性は低下します。骨の高さは低くなっていき、それと共に歯肉も下がりブラックトライアングルが現れます。
2. 歯周炎
歯周炎で歯槽骨が吸収(破壊)されてしまうと、骨の高さが低くなってしまい、その上にある歯肉の位置も下がります。
また、歯周炎が治療により改善して、腫れていた歯肉が引き締まることで現れる場合もあります。
3.歯ブラシ・歯間ブラシ
硬い歯ブラシを使ったり、力を入れ過ぎたり、歯間ブラシのサイズや挿入角度などを間違ったまま使い続けていると、歯肉が下がり、ブラックトライアングルが現れることがあります。正しい歯磨きの方法を、歯科衛生士に聞いてみることをオススメします。
4.歯の元々の形
元々の歯の形が、四角(□)より三角(▽)に近い形をしている程、ブラックトライアングルが現れやすくなります。
5.歯列矯正
歯列矯正でブラックトライアングルが現れる理由が4つあります。
①歯並びが良くなって歯磨きしやすくなると、腫れていた歯肉が引き締まるから
②重なったり捻じれていた歯がキレイに並んでいく過程で、歯と歯の間の歯肉が引き伸ばされて、歯肉の高さが低くなるから
③歯が重なって生えている部分の下には十分な歯槽骨が無いことが多く、歯が並んだ後で歯肉退縮が起こることがあるから
④歯が重なっていて目立たなかったブラックトライアングルが歯並びをキレイにしたら目立つようになったから
<ブラックトライアングルを目立たせなくする方法 IPR>
ー矯正治療で行う IPR、ストリッピング、ディスキングー
IPRはInterproximal (Enamel) Reduction(隣接面エナメル質の削合)の略で、ストリッピング、ディスキングとも呼ばれます。
歯の先端側の横面(接触点)を専用のバーで少し削ったり、ヤスリをかけたりして歯の形を整えます。それによりできたスペースを閉じる方向に歯を動かすことで、ブラックトライアングルを小さくします。前歯は逆三角形の形をしているのでイラストのように隣接面(歯と歯の間)をIPRすることで三角形が小さくなります。
このように、IPRをすることで、ブラックトライアングルを目立たないようにすることが可能です。歯に影響のない範囲できちんと切削量を測りながら行います。なお、IPRをするエナメル質は神経から遠く、痛みを感じない為、無麻酔での処置が可能です。
他にも、矯正治療でIPRをする理由には
・歯の凸凹を解消するためのスペース作り
・歯の大きさのバランスを整える
・歯と歯の接触面を増やすことで、歯並びの安定性が向上する
などの目的で行うことがあります。
矯正治療をするにあたり、ブラックトライアングルが気になる。目立たなくしたい!
そのようなお悩みがある方は是非、西武池袋線 練馬区大泉学園にあるきむら矯正歯科に相談にいらしてください(^^)
院長先生がお口を拝見し、丁寧にお話しします★
西武池袋線 大泉学園駅
学園橋バス停すぐ
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