噛み合わせが深い。それは過蓋咬合?顎関節症の原因って本当?
皆さんこんにちは(^^)♥
西武池袋線、練馬区大泉学園にある きむら矯正歯科の歯科衛生士すーさんです。
2月のブログは
「深い噛み合わせ、過蓋咬合(かがいこうごう)」について紹介していきたいと思います。
過蓋咬合(かがいこうごう)とは?
奥歯をかみしめた状態で上の前歯が下の前歯を覆いかぶさっている状態を過蓋咬合といいます。またはディープバイトといったりします。
鏡の前で「にー」とお口を開いた時、ご自身、又はお子さまの噛み合わせはどのようになっていますか?
もし、KOくんのように
下の前歯が全く見えないような噛み合わせは要注意。過蓋咬合かもしれません!
過蓋咬合になる原因
過蓋咬合になる原因には、
先天的な要因と後天的な要因があります。
先天的な要因としては、上顎の成長が大きい(上顎の過成長)や、下顎の成長が足りない(下顎の劣成長) など、上下の顎のバランスが悪いことや、奥歯の高さが足りないことなどが挙げられます。上顎の成長は、一般的に小学校低~中学生の時期に成長のスパートを迎えます。下顎の成長は、身長が大きく伸びる小学校高学年から中学校に成長のスパートが始まり、思春期くらいまで成長するとされています。
後天的な要因として虫歯等で乳臼歯を早くに喪失することです。そうすると、前歯に負担がかかるため、咬み合わせが低くなり、過蓋咬合になりやすくなります。また、強く噛みしめたり、歯ぎしり、食いしばり、下唇を噛む癖などがあるとさらに過蓋咬合を引き起こす原因となります。
過蓋咬合の治療はいつから?
当院では乳歯が生え揃う、3歳くらいのお子さまから初診相談を承っています。先天的な要因でもお話ししましたが、上の顎と下の顎の成長時期は異なります。また、身体の成長や噛み合わせも人それぞれ違います。例えば、下顎の成長時期に、過蓋咬合の嚙み合わせだと、正常な下顎の成長を阻害してしまう可能性があります。一度、矯正歯科で日本矯正歯科学会認定医以上の先生にご相談することをオススメします。
過蓋咬合のデメリット
①下顎の運動が制限され、顎関節症の原因に
本来下顎は前方、側方、後方、など3次元での自由な運動をします。しかし、過蓋咬合で上の前歯が下の前歯に覆いかぶさり、下顎の動きを大きく制限すると、顎関節には大きな負担となり、顎関節症を誘発するきっかけとなります。実際、過蓋咬合の患者さんには顎関節症の症状がある方もいらっしゃいます。
②下の歯が上の歯肉に触れ痛みがある
特に食事中、前歯で物を噛み切る際に、本来は歯と歯で噛み切るものを、歯肉と歯で噛み切ることになります。痛みが出てもおかしくありません。また上の前歯を突き上げるように当たる場合は、前歯が唇側に傾斜し、出っ歯になってしまう原因にもなります。
③臼歯がすり減る
一般的に臼歯は少しずつではありますが、すり減っていきます。また、過蓋咬合の方は比較的噛む力が強い傾向にあるため、臼歯がすり減ると下の前歯により上の歯肉への噛み込みは悪化してしまいます。
④被せ物、ブリッジ、入れ歯などが壊れやすい
過蓋咬合は上下の歯の咬み合わせが良くないため、歯に適正でない強さの力がかかります。そのため、補綴物(被せ物、ブリッジ、入れ歯)などが壊れやすかったりします。
このように、過蓋咬合は歯や顎関節などに大きな負担をかける噛み合わせということが、お分かりいただけたと思います。
きむら矯正歯科にも、初診相談の患者さんで、
「噛み合わせが深くて、上の歯肉が痛い」という主訴でご来院いただくことがあります。
当院では、その方のご年齢や矯正装置へのご希望、ライフスタイルに合わせての歯列矯正をご提案させていただいております。
初診相談は1時間ほど時間を設け、患者さんのお悩みに親身に向き合うよう努めています。
歯並び、噛み合わせで気になること、相談したいことなどございましたら、
きむら矯正歯科に矯正相談にいらしてください。
お待ちしております(*^_^*)
西武池袋線 練馬区大泉学園駅
学園橋バス停すぐ
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